退職届の書き方と出すタイミング|テンプレート付き
「退職届ってどう書けばいいの?」「退職届と退職願の違いは?」。いざ退職を決めた時、意外と迷うのが退職届の書き方です。
結論、退職届はシンプルな定型文でOKです。凝った表現は必要ありません。ただし、出すタイミングや手順を間違えると、円満退職が難しくなる場合があります。
筆者のみつるは、製造業で16年勤務した会社と、その後のIT企業、合わせて2回の退職を経験しています。特にIT企業の退職では、社長がわざわざ地方まで来てくれるほど丁寧な退職面談を行い、円満退職を実現しました。
この記事では、退職届の正しい書き方とテンプレート、出すタイミングまで詳しく解説します。
—退職届・退職願・辞表の違い
まず、よく混同される3つの書類の違いを確認しましょう。
- 退職願:退職を「お願い」する書類。会社側が承諾する前なら撤回可能
- 退職届:退職を「届け出る」書類。提出した時点で撤回は原則不可
- 辞表:役員や公務員が使う書類。一般社員は使いません
一般的な流れは、まず口頭で上司に退職の意思を伝え、承認された後に「退職届」を提出します。いきなり退職届を出すのはマナー違反とされるため注意しましょう。

僕の場合、まず直属の上司に口頭で伝えて、その後に社長と役員が来てくれて退職面談になったんだ。退職届を出したのはその後。順番は大事だよ
退職届の書き方テンプレート
退職届は手書きでもパソコン作成でも構いませんが、会社によっては手書きを求める場合もあります。事前に確認しておきましょう。
縦書きテンプレート(手書き用)
退職届
私儀
このたび、一身上の都合により、令和○年○月○日をもちまして退職いたしたく、ここにお届け申し上げます。
令和○年○月○日
○○部 ○○課
氏名 ○○ ○○ 印
株式会社○○○○
代表取締役社長 ○○ ○○ 殿
横書きテンプレート(パソコン作成用)
退職届
令和○年○月○日
株式会社○○○○
代表取締役社長 ○○ ○○ 殿
○○部 ○○課
氏名 ○○ ○○
私儀、このたび一身上の都合により、令和○年○月○日をもちまして退職いたしたく、ここにお届け申し上げます。
以上
退職届を書く際の注意点
- 退職理由は「一身上の都合」でOK:詳細な理由を書く必要はありません
- 退職日は上司と合意した日付:事前に話し合いで決めた日を記載します
- 宛名は代表取締役:直属の上司ではなく、会社の代表者宛にします
- 用紙はB5かA4の白紙:罫線入りの便箋でもOKです
- 封筒は白無地:表に「退職届」、裏に所属と氏名を記載します

会社によっては専用の退職届フォーマットを持っているところもあるよ。まず人事か上司に確認するのが一番確実だね
退職届を出すベストタイミング
法律上の最短は2週間前
民法627条では、退職の申し入れから2週間で雇用契約が終了すると定められています。ただし、これはあくまで法律上の最低ラインです。
実務上は1〜2ヶ月前がマナー
円満退職を目指すなら、1〜2ヶ月前に退職の意思を伝えるのが一般的です。就業規則に「○ヶ月前までに申し出ること」と定められている場合は、それに従いましょう。
退職までの理想的なスケジュール
- 2ヶ月前:直属の上司に口頭で退職の意思を伝える
- 1.5ヶ月前:退職日の確定、退職届の提出
- 1ヶ月前:業務の引き継ぎを開始
- 2週間前:引き継ぎ完了、社内外への挨拶
- 最終日:貸与物の返却、退職手続き
引き止めにあった場合の対処法
退職を伝えると、引き止めにあうことは珍しくありません。特に評価が高い方ほど、強い引き止めにあう傾向があります。
- 「部署異動はどうか」と言われたら:感謝を伝えつつ、「会社全体ではなく、自分のキャリアの方向性として決めたこと」と説明する
- 「給料を上げる」と言われたら:待遇改善が退職理由でないことを伝える。条件交渉の場にしない
- 「後任が見つかるまで」と言われたら:引き継ぎには最大限協力するが、退職日は変えないと伝える

僕の場合は、まず別部署への異動を打診されたんだ。でも「決めたことです」と伝えたら、社長が応援に切り替えてくれた。最後には「円満に辞めるなら、うちとの取引口座も作っておけ」とまで言ってくれたよ。辞め方って本当に大事だと実感した瞬間だったな
退職時にやるべきことチェックリスト
- 就業規則で退職に関する規定を確認
- 直属の上司に口頭で退職の意思を伝える
- 退職届を提出する
- 業務の引き継ぎ資料を作成する
- 有給休暇の残日数を確認し、消化計画を立てる
- 健康保険・年金の切り替え手続きを確認する
- 会社貸与物(PC、スマホ、社員証等)を返却する
- 離職票や源泉徴収票の受け取りを依頼する
まとめ:退職届はシンプルに、プロセスは丁寧に
退職届の書き方と出し方のポイントをまとめます。
- 退職届自体は「一身上の都合」のシンプルな定型文でOK
- 出すタイミングは退職日の1〜2ヶ月前が理想
- 口頭での報告→退職届→引き継ぎの順番を守り、円満退職を目指す
退職のタイミングや進め方に迷ったら、転職エージェントに相談するのも一つの手です。退職交渉のアドバイスも無料でもらえます。
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